予定では約10時間のフライトで無事日本に帰国して、乗り継ぎ時間2時間で成田から沖縄へその日のうちに帰ってこれる予定でした
あくまでも
予定です
ここからが災難の始まり・・・
もちろん早めに登場ゲートに行って待っていました
喉が渇いていたのですが、すぐに飛行機に乗ったら飲み物が出ると思ったのと、カナダドルを1セントも持っていなかったので、売店で水を買うに買えなかったのとでおとなしく待ちました
米ドルとクレジットカードは持っていたので、なんとか買うことは出来たのでしょうが、買わなかったのが運の尽きです

飛行機への搭乗はほぼ定刻どおりだったと思います
飛行機に乗って、いざ離陸と思いきや、なかなか飛行機が動き出しません
はじめは管制からの許可待ちだとのアナウンスがあったのですが、待てど暮らせど動き出しません
1時間近く待たされたあたりから何かがおかしいと機内が騒がしくなりました
機内アナウンスははじめは許可待ちだとか言ってたクセに、最終点検だとニュアンスが変わってきました
何かがおかしい!!!
2時間経ち、動かないままキャビンアテンダントは水のサービスを始めました
ここで私は「しばらく飛ばないつもりだ!」との空気を感じました
すぐに飛ぶつもりだったらドリンクのサービスなんてしないでしょ!
いいかげんな状況説明のまま3時間が経ち、私は成田での乗り継ぎの事もあるので、日本人のキャビンアテンダントを捕まえて説明させようとしたのですが、乗り継ぎの事は日本に着いてから説明するとだけ・・・

結局燃料バルブの不具合で部品を交換するとのアナウンスが・・・
私は沖縄を発つ時に燃えた残骸の中華航空機を見ているんです!

はじめのその場しのぎとしか思えないいい加減な状況説明といい、中華航空機の残像といい、この飛行機は大丈夫か!?との不安にさいなまれながら、結局4時間遅れで離陸しました
アメリカ・カナダは沖縄よりもだいぶ北にあるので、9月のまだ残暑厳しい沖縄から旅行に行った私は完全に風邪にやられていて、しかも鼻炎がひどくて喉は痛いし、鼻水は止まらないしで散々たる状況だったのですが、機内ではもっと悲惨なことが・・・
鼻炎持ちの私は常に鼻炎薬を持ち歩いているのですが、アメリカで使い果たしてしまってすでにヤク切れ・・・
持っていたティッシュも使い果たし、トイレにあったティッシュを大量に強奪してきたのですが、海外のティッシュは質が悪くて鼻の下は真っ赤

しかも私の席だけ座席のリクライニングが壊れていて寝ることも出来ず・・・
スッチーを呼び止めて、私の怪しげな英語で「ディス チェアー ブロークン」とか身振り手振り伝えて、スッチーも状況を確認して理解してくれたのですが、通路ギリギリ通れるかの巨体の老眼鏡を胸にさしたババァスッチーは一言「ユア マッスル ノー プログレム」とか言って私の肩をポンポン叩いて去っていきました
私はそのオバァスッチーの2分の1くらいの体重しか無いハズ
日本人の中でも決して体格のいい方ではありません
しかも風邪で弱ってます
結局私は飛行機の中に監禁された時間も含めて13時間をリクライニング無しで過ごす羽目に

決定的なのは、行きの飛行機では当たり前のように付いていましたが、普通最近の国際線では当たり前の一人ずつシートについているオーディオシステムが無かったんです
昔ながらのプログラム表に載っている時間に映画を放映するシステム

しかもフライト中にそのオーディオシステムが不具合をおこして、読書灯からスッチー呼び出しボタンから音楽までストップ

数10分して復活したのですが、ぜんぜん寝れなくて、本も読めない真っ暗な中、私は席も倒せずに黙って座っているしかありませんでした

フライトはかっ飛ばしたのか、離陸は4時間遅れでしたが、到着は3時間遅れで成田に帰国
しかしもちろん乗り継ぎの沖縄便はすでに出発して1時間・・・
成田から羽田に移動しても最終便には間に合わない時間になっていました
成田に1泊に続く・・・
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