南禅寺を後にして、もう一度地下鉄に乗って隣駅の「東山」に移動しました
一駅ですが、1day切符がありますし、躊躇なく電車に乗れます

まぁ一駅といっても蹴上~東山はけっこう距離があり、歩けるような道ではないような気がしますが・・・
「東山」での目的地は「一澤帆布」です

「一澤帆布」は今や全国的に知れた鞄屋さんですよね?
何年か前にお家騒動をやらかしたので、鞄自体を知らない方でも店名は知ってるかも・・・

京都の学生の通学鞄といえば「一澤帆布」というくらい、けっこうみんな使ってました
私も一応京都市内にある大学の学生をしていたので、いくつか持っています
もちろんお家騒動前のモノです
私もはじめは「一澤帆布」を知らなかったんです

電車の中や講義室であの有名なラベルを目にして気になって、電車の中で持ってたヒトのラベルをガン見して、ラベルに書いてあった「京都市東山知恩院前上ル」の住所を頼りにお店を探してみました
当時はまだ、ネットで調べるなんて時代ではないので、地図で知恩院を探して、とりあえず知恩院まで行って、そこからひたすら歩いて北上していきました



こういう時、京都の住所や地割りって便利ですよね!
ちなみに「上ル」は北上、「下ル」は南下、「入ル(はいる)」は西へ、「入ル(イル)」は東です
ちゃんとした地番はあるんでしょうが、「寺町通り上ル東側」とか「三条烏丸上ル西側」とかで大体の場所は把握できるので、お店によってはそんな書き方をしているところもあります
ただ、要注意なのは、「下ル」よりも「上ル」を使いたがったりするので、例えば「四条河原町上ル」と書いてあっても、錦から下ったほうが早いということもあるので、地図を見て探さないとだまされることもありますが・・・
私も最初に「一澤帆布」を探しに行った時は、わからなかったのでとりあえず地下鉄からバスに乗り継いで知恩院まで行って、そこから北上しましたが、地下鉄「東山」から南下したらあったんですよ・・・
最初に店に行ったのは、夕方だったのですが、全ての品物は売り切れで、聞いたらほぼ毎日開店と同時に売り切れるとの事でした
カタログはいただいたのですが、全て手作りなので、毎日全ての商品の全ての色が店頭に並ぶわけではなく、運がよければ目当ての商品が並ぶらしいとの事でした
通販もしていたのですが、人気で半年待ちだというので、どうしても欲しかった私は意地でも買ってやる!と出直すことにしました
大学の講義は1講目は9時からで、「一澤帆布」も9時開店だったので、1講目から出席するつもりで電車に乗って、サボって「一澤帆布」に行けば開店に間に合うかも

という目論見で開店を狙って何度か行ったことがあります
もちろん学校がある平日に買いに行っていたのですが、平日だというのにすでに並んでいるヒトがいるくらいの全盛期でした
日曜日は閉まっているので、観光客が買いに行こうとすると、祝日か土曜日しか開いていないのですが、観光シーズンともなれば店を一周するくらい開店前から行列が出来ていたのを憶えています
タクシーに乗って「一澤帆布まで」というと連れて行ってもらえるくらい有名です
今回は、昼過ぎに行ったのですが、確かに観光客はいましたが、全盛期は過ぎてるんだなぁと。。。
お家騒動後、向かいに「信三郎帆布」が出来て、客が分散されたり、全体的に一時のブームは去っているのかもしれません
両方の袋を提げてハシゴしているヒトもけっこういました


一澤帆布


信三郎帆布
嫌がらせのように「一澤帆布」の隣の駐車場に「一澤信三郎帆布向い側」の看板が上がっているがうけました

「信三郎帆布」を初めて覗いてみましたが、別に欲しくなかったので見物しただけです
「一澤帆布」の方も覗いてみて、こちらではひとつ買ってしまいました
つづくPR